白馬ツアー2000

  3年目の白馬行、不思議と僕らの日程にあわせたように快晴。
 今回はムーン・ラブと僕のソロという構成でしたが、おまけのセッ ションもあって、
 11時過ぎまでのロング・ラン。  
 もみじ・ママからメールで曲目や解説のリクエストがありました が、 このメールを使って
 お友達を呼んでいただきました。 おかげで、今年も大成功のうちに白馬ツアーを終えました。
  モミジさんはじめ、やよいちゃん、そして御両親に感謝、感謝。
 そして、6年前のアメリカ・ツアーですっかりお世話になったキミ アツ君が、宿の若主人?のごとく
 活躍していたのにはビックリ。
  さらに、今回のツアーではカメラマンとしてピアノ弾きとして盛 り上げてくれた森山清理君に
 心から「ありがとう!」を。

  p.s. 来年のツアーには是非みなさまも・・・岡田 浩一 11/05/2000



白馬の演奏旅行は、とても楽しく過ごすことが出来ました。
  私も3年連続で行ってますが、毎年晴天に恵まれて美味しい空気と、
すばらしい景色、 岸さん一家(星と嵐)の暖かい歓迎ともてなしで、皆さん大感激してました。
 MOON-LOVEのメンバーは、今回初めて行ったのですが、
また来年も行きたいと口を揃えて言っていました。  MOON-LOVE 山田 文敏 11/05


白馬紀行
 栂池と岩岳の間に白馬村落倉がある。
ヒュッテ「星と嵐」は 黄葉盛りな落葉樹の林の中に溶け込んで建っている。
楽器や 機材で満載の四台が到着したのは午後三時頃だ。
ご主人と奥さんに会うのは一年ぶりである。
挨拶もそこそこ に荷物を取りあえず食堂ホールに運ぶ 。
入り口のウッドデッキが 真新しい板に張り替えられていた。
玄関ドア脇の二つ重ねの 一斗缶から燻煙がかすかに立ち上っている。
すでにストーブには薪がくべられていて、建物の中はTシャツでもいい くらいに温められていた・・・
 LIVEの報告は岡田さん山田さんにおまかせして、私は二日目を。
・・・後半に続く・・・ Kanda Teruo

 落倉の朝は早い。 六時にチャイムが町内に響き渡る。
うとうとしてたら今度は枕元で「こん!こん!こん!」と外壁をつっつく音。
「アオゲラ ですね」とご主人。
  一階の食堂ホールでは、もう岡田さんは朝のコーヒ ーを飲んでいた。
ここ「星と嵐」では一日中コーヒーが飲める。但しセル フサービスだが。
一日中と言えば風呂もそうである。早速、朝風呂に入 る。極楽!極楽!
その後入った森山さんが「湯船に入って窓を開ける と露天風呂ですてえ!」と上気した顔であがってきた。
残念がる私は 「来年にとっておくかあ!」。
  九時からの朝食では、彩り豊かなサラダと鳥の燻製、ベーコンと白菜 のスープ、オムレツ
ご主人が熊の分を採ってきたとゆう山葡萄のジ ャム、そして自家製のパン。
何故か坂井君がウエーター役である。
 午前中はご主人の案内で近くの小高い山の散策組と薪ストーブの前で ヌターっとしてる組に分かれ、
それぞれが晩秋の白馬を堪能する事となる。
私は森山さん、Drのリュウちゃん、加賀の男の子、岡田さんの奥さん、うちのかみさんと散策組へ参加。
樹の名前や紅葉と黄葉の違いの話 を聞いたり、熟したマタタビの実をかじったり、
長野県で三番目のブナの 巨木にさわったり、茸を採ったりと、自然に触れる一時間だった。
その 時のご主人の話で印象に残ったのが、雑木林に入った時、
ところどころの 樹にスノーシューをマークにした金属製のプレートが張って有り、尋ね たら
「冬のトレッキングコースだそうだが、わたしに言わせたら目印を 付けてはいけない。
自然の中に入ったら自分の五感で方向を決め 行動しなくてはいけない!
目印は自分で決めなくてはいけない!」 との言葉である。
白馬岳(しろうまだけ)の頂上付近は先日降った雪が少し残っていて 真っ青な空にくっきりと稜線を浮かび上げていた。
  Kanda Teruo
今生きてる私たちにこの自然を破壊する「権利」は無い!・・・とか。

PHOTO:森山清理